1969年中期のスペックでiドット無しロゴ、比較的グリップ感のある３ピースナローネック、ブランコピース仕様のスィートトーンを奏でるES-335 美しいチェリーフィニッシュのご紹介です。

 
1960年代後半のGibson社は、1944年より続いたCMI(シカゴミュージック・インストゥルメント)の経営権を1969年にECLに譲渡する事となり、それ以降経営の合理化の一環として生産効率の向上が掲げられ、Gibsonの全てのラインナップにて各部の仕様が変更されて行った時期となり、こちらの335もその過渡期のモデルとなりますが、より生産性が考慮された70年代以降のモデルに比べると60年代最後のスペックが詰まった最終期のモデルとなります。

 
1965年中期以降のモデルの特徴としてネック角が14度へ変更されテンションが緩やかとなり、39mm幅となるナローネックとなるのが通例ですが、こちらは39.8ｍｍとなり、ネックグリップはポジションが上がるにつれグリップ感が増す太めのシェイプでネック裏の塗装もしっかりと残っており、スムーズなアクションで非常にプレイもしやすいです。その他の特徴として、70年以降の"MADE IN USA"刻印とボリュート無しの3ピースネック、それまでと比べ大きくなったFホール、フロントピックアップ側のセンターブロックのザグリ構造が大きくなった事など、よりセミアコースティック感が強くなりながらも、ナンバードPAFのこの時期ならではのウォームなスィートトーンを楽しめます。

 
ボディートップのメイプルには美しいフレイムスが出ており、ボディー裏も大きなバックル傷等なく、比較的全体的にコンディションも良いです。ピックアップはプラスネジのナンバードPAFで、サウンディングはミッド/ローも太く、高音域もぬけが良く、プレイヤーの意図するピッキングのニュアンスにもしっかりと反応してくれます。フレットは擦り合わせ済で残量もありプレイに支障はございません。その他、リアエスカッション / ネジ交換。フレットすり合わせ時のナット修正済。GIBSONロゴ入りの・オリジナル ハードケースが付属致します。

 
Jazz からNeo Soul,Blues,Rockまでオールラウンドにフィットする、コンディションの良い69`-ES-335。是非この機会にどうぞ。