Fender
1961 STRATOCASTER
Fender
1961 STRATOCASTER
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1959年5月頃から登場したスラブボード貼りのローズウッド指板は、それまでのメイプル指板の弾き込んだ際に起こるクリア剥がれによるルックスの変化への対策や、アジャスト機能やトラストロッドの直径の変更を含め、高級感とスムーズな指板の弾き心地を求めアップデイトされた物でした。それは、前年の1958年に最上位モデルのジャズマスターで投入しマーケットの好評を得た事もあり、フェンダー社は他機種も同様にローズウッド指板を採用する事となりました。その仕様は1962年7月頃までの僅か3年間のみの特別な仕様となった事から、ビンテージ・ストラトファンにとっては一度は所有したいビンテージドリームのブラジリアンローズウッド・スラブボードフィンガーボードのストラトとなります。
こちらの61年ストラトは、この時期特有のブラジリアンローズウッドのフィンガーボードで、樹脂を多く含んだ特有のチョコレートカラーと変色し指をタップした際の感覚までもダイレクトにプレイヤーに伝わり、ライトウェイトのドライボディーの生鳴りも相まってプレイヤーの意のままのフレーズを弾き出してくれる様なインスピレーション溢れる不思議な魅力を持ったストラトです。
ネックはヘッドに至るまで見事なフレイムスが浮かび上がり、グリップはスリム過ぎないローポジションから9フレット辺りより徐々にグリップ感が増し、12-15フレット周辺は適度な握り心地となりますので比較的日本人の手にも馴染みやすいグリップかと思います。
赤みの残るボディーは1961年の後期モデル特有の物で、それは1961年中期に変更となったデュポン社の塗料の特性上、赤が褪色してしまう事が多かった事から、こちらは1960年式の特徴的なブラックのオーバルがありつつサンバーストがしっかりと残っており、スプリングキャビティ内には鉛筆書きでボディーデイトが残っています。
ネックデイトも、まだ鉛筆書きの仕様で、こちらは翌年の62年4月よりラバースタンプへと変更となります。またスラブボードの特性として、湿気の影響を受けやすく、ネックの安定性を求め62年の中期以降ラウンドボードへと変更に至った経緯がありますが、こちらはネックのコンディションも安定しておりストレートをキープしています。
スラブボード+ブラックボビンのサウンドは、ビンテージストラトのヒストリーの中でも明らかなキャラクターを持っており、1音1音粒の揃ったトーンはクリーンからドライブさせた際でもこのストラトキャスターはプレイヤーにリッチでスペシャルな時間を与えてくれます。また、弾き込まれたこのルックスに惚れ込んだ方、是非お問い合わせ下さい。
・ネックデイト 11/ 61
・ボディーデイト 12/61
・オリジナルブラックボビン ピックアップ
・ポット交換・5 Way スイッチ・トレモロスプリング交換
・ブラックトーレックスケース
・Weight 3.32 Kg
COLOR : SUNBURST
PRICE : SOLD
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